遊具のない遊び場

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2022/3/28 こまごまとした雑記。 花について

土曜日曜を経て今日、ぼんやり花について考える。

 

土曜日はゼミの同級生と飲んで、日曜も違う学科の同級生と後輩と飲んだ。

関わりの あった / ある 他人というものは自分の一部だから、何ヶ月ぶりとか何年かぶりに会うと自分の欠けていた部分が戻ってきたような心地がして安心する。それまで忘れてるんだけど、いざ会ってみると思い出すっていうか。

 

だいたい再会すると昔話に花を咲かせて、当時のことを簡略化しがち、そうするとなぜか当時のことが綺麗になってく。なんか凄いいい思い出みたいになっちゃう。自分たちでは意識してなくても、なぜかそっちの方へ導かれる。共通項が過去のものになっちゃったから、自然と過去について話すしかなくなるんだろうな。数学的楽しさ。記憶と記憶を照らし合わせて答え合わせ。

 

土曜は自分の中では知り合い程度の人が、少し近づいて友達になった気がする。もともと言動の部分でリスペストしていたが、その人の性格みたいなものを垣間見れた。あと昔話をしなくても話すことがあるのは単純に嬉しいなと思った。共通の趣味があるわけではないのに、仲良くなった気がする。まぁもちろん卒論書き直せるなら書き直したいみたいな話はした。そういう大学時代の話。でも、これは結構自分にとって奇妙な感覚でちょっと面白い。さらっとしてるけど歪みたいな感じがある。冷静に考えたら意味わからんもん。多分、自分の友達にはそういう人がいないからかもしれない。

日曜も不思議な縁。朝はツイのオタクと通話して、近況報告。百合漫画の話。オイオイオイオイ。心で休職中、どうにか良くなればいいんだけどね。東京とか埼玉来たら遊びたい。田舎も田舎で大変。また飲みたいけどね。

夜の飲み会、違う学科の友達。誘ってもらえたの嬉しかった。正直何を話したかちゃんと覚えていないけど、それでも良かった。渋谷でタバコを吸えるところ探すのとかヤニカスさんきゅ。あとレバー頼んだけど、見た目があれめちゃめちゃうんこじゃなかった?みんな思っとったでしょ。

 

それで今日。

昨日、要は日曜日、姉が夕方に結婚届けを役所に出した。祖父は夜中に死んだ。だからか今日は情緒が分かんなくなっている。混乱している。嬉しいことと悲しいことがいっぺんに来ちゃった、

当たり前のように死んだ。事故とかではなく老衰。祖父が死ぬ前に(といっても数時間しか違わない)姉が結婚届けを出せて良かったよねって母親が言っていた。もし人生を物語とするなら、書かざるを得ない事柄が1日のうちに起きた。そうやって書くと仕方ないんだなとか思える。誰もが通る道っていうか。自分はこの二日間、久しぶりの友達と飲んで、楽しんでいた。なにか別世界に居すぎている気がする。

喪服を買わなきゃ。裾上げもしてもらわないといけないから、最低でも明日中に買わないと。

 

花について。

午前中に納品に行ったら、桜が満開だった。雪が積もったみたいに、白い、嵩高い花が咲いていた。子供連れが写真を撮っていた。ベンチでゆっくりしている老人もいた。

桜の木と狂気の結びつきについて、たしかに多くの物語が描くように、よくよく見てみると、どこかやけくそな感じはする。花の柔らかさとドス黒い幹の歪さが目につく。

桜の花より梅の花の方が好きだと思っていたが、比べられないなと思った。梅の花が好きなのは枝の伸び方が好きなのもある。桜はしっちゃかめっちゃかだ。道路沿いの桜だから、途中で切られていた。包帯とか巻いてあげたくなった。キッチュ、まがいもの、下品な行為。切られたみきに包帯を巻くなんて下品だけど、木を切るのもそもそも強欲。下品。大抵ネットでげんなりすることは、そういう下品さの連鎖のきがしてきた。

金曜日の時点ではまだ満開には遠くて、そろそろ桜の季節だなと思うぐらいだったけど、いざ今日になったら、知らないうちに満開になっていた。どこからが満開なのかはわからないが、そう感じた。

思えば、花が咲いてたり、花が落ちたり、枯れたり、なくなったり。その瞬間を見れたことがない。ふとした時に思い出して、あ、変わってるって感じれることはあるけど。

なんかやっぱり瞬間を見たことがない。大抵は気がついたら咲いてたり、なくなってたりする。

そういうことを考えた。