京都観光 20231007
庭園
時が止まったみたいな空間。そこだけ木が切られて陽の光が注いでいる。スポットライト。でも水の流れる音が聞こえる。
芸術は自然を模倣する。それの意味を知った気がする。世界の絵画が目の前にあって、そこに歪に伸びる木や注ぐ水の音が世界を作るような気がする。
美空ひばりさんへ
長年、「川の流れのように」ってその次は何?って思ってました。でも、今はわかります。
絵画に時間が加わりました。
だから今書こうとしてるエッセイで、水を時間と扱い書きたいと思います。
意図せずに聖地巡礼をしている。平等院は入場制限くらっててタバコを吸いにいこうと観光センターまで歩いた。途中にオタクが集まっていたので、調べてみると久美子のベンチがあった。おいおい、ここまで観光地化するのかよとビックリした。
実際、近くには宇治川が流れていて、ちるスポット。川があるのとないのとだと全然違うな。ぼーっとできる。最高。
山があると喧騒が打ち消されているような気分になる。
福寿園工房に来て茶そばを食べる。窓から見える橘島を歩く外国人のブロンドが陽の光を浴びて煌めいている。
人の歩みは川の流れと比べてひどくのろまだと感じる。
器もそうだけど、今調和を感じる。木の葉が舞う、川が流れる、美味い飯を食う、お茶を飲む。
外に出ると半袖だと肌寒い。
川沿いで陽にあたる。逆に暑い。山に登ろうと思う。
せっかくだからと大吉山展望台まで行ってきた。今は喫煙所を求めてヤベという喫茶店にいる。大吉山を登るまでの間にオタクとすれ違う。見晴らしは良さったけど、ユーフォニアム
まだ13時すぎだけど歩き疲れた。テレビの音量が大きい。いるのはジジババ2人。すげーよく晴れてるから、川でも眺めてぼーっとしようか迷う。秀吉の天下統一が刻一刻と迫っているらしい。
17時開店のカウンター七席しかない飯屋を発見。1人でやってるみたい。京都駅。今日はここで夜ご飯を食べよう。予約した方がいいかもしれない。準急に乗ったから、どこかで降りて、電話しよう。
それまで暇だ。電車に乗りながらtofubeatsの10周年で作ったプレイリストを聴く。
土地と音楽のつながりはありそうだなと思う。あんまり京都っぽくはない。気のせいか。
もう歩きたくないからリズと青い鳥の聖地には行かないし、多分鴨川も行かない。疲れたから。いっても京都タワーかな。登ろう。
俺が住んでる春日部は山もないし観光スポットと呼べるようなものはない。だから電車内から山が見えると、不思議な気分になる。
なんかやっぱ気持ちいい。気持ち良すぎて逮捕が多すぎる。段取りも何も決めずフリースタイルで旅行するの疲れるけど楽しいな。
本当だったら南禅寺行って、けいおんの聖地見たら京都河原町で喫茶店巡りとか考えていたけど、そのまま宇治に行った。きもちがいいな。
稲荷駅。こういう観光地がすぐ近くに住む住民はどういう気分なんだろうと空想する。誇らしいか、それとも本当に何も気にならないのか。住みにくそうだろうと思うんだけど、どうなんだろう。でも正直、チルスポットとしてどこの神社仏閣も強すぎるから羨ましさがある。
エッセイの構成と入り口を考える。絶対に川から入りたい。でも、鴨川行かないから、話を飛躍させる方法としてダメなんじゃないかと思ってる。それに恋人が多いだろうし、孤独じゃなくて、無関心のふりが大きいのでイメージとしては合致しない。無理矢理にでも、てか上手く話を進めれば、それを度外視することもできるから、そこは頑張って書くしかない気もするぜ。
あとお金をおろさないと。
京都駅に戻る。どうもマゾです。夜ご飯を食べたかったところに電話すると満席。次に食べたいところも満席。とりあえずら京都タワー登るかと思って登るとユーフォとコラボしていた。展望台から帰ろうとすると基本サービスで写真を撮ってくれるらしい。1人だったのもあって恥ずかしくて撮らなかった。ご飯をどうしようか思いながらふらふらと歩き始める。もう開いてる店を探すと京都河原町に結構あるっぽい。歩いて向かうストロングスタイル。電車に乗ればすぐだけど、なんか勿体無いよう気がして、バスを使うにも頭使うし計画立っちゃうから使わずに歩きまくり。鴨川見てみたいから、向かう。五条からぐーんと進み、鴨川に出る途中で個人本屋を発見。アリスミスの短編集と、小説のテクニック的な本を買って散財。電車に乗ってないからいいかと自分を許す。そのまま鴨川沿いへ出る。カップルが本当に等間隔でいるのか確認。ある意味これも聖地巡礼。
実際はそうでもなかった。もちろん恋人たちもいたけど友達同士とかパートナーだったり家族であったり色んな人が等間隔で並んでた。ワロタ!そのまま飯を食いに行くけど、1人で食べれる居酒屋とか逆に敷居が高くて、1人でいることにしみじみし心が折れる。ぽきっとな。このままアパホテル戻ってまたマックでも食って終わりにしたろ!とヤケクソ気味に考えて駅に向かうと、「うなぎ」と書かれた幟旗がゆらめいている。行くしかねぇだろ!
うな重の松と日本酒を頼み、気持ち良すぎて逮捕となりました。気持ち良すぎて逮捕。充電6パー、今16時半ぐらい。アパホテルに戻る。外出てすぐのところに喫煙所のあるコンビニが…!これには流石に世界は自分のために存在してると思い込んじゃうね。
帰ホテル。VODが無料だったのですかさず動画を流しながら湯船に湯を張る。
さっぱりしてからエッセイを書こうと思う。
やっぱ書けませんでした。