遊具のない遊び場

年をとってから見返して笑えるようなに 。twitter @michiru__nagato note https://note.com/a_maze_amazes_me

20220530

月曜日が始まった。先週の木曜、祖母が死んだ。その日は長野に引き継ぎの挨拶に行った。朝、母からラインが入っていて、珍しいなと思った。それでその時点で祖母は3度、脳梗塞になっていることを聞いていたから、もしかしたら?と思って、出張行って良いか確認した。それで一昨日、土曜日に納棺してきた。病院に入っていたからか、遺体は綺麗な状態だった。みんな言っていたけど、すぐに起き上がってまたみんなに迷惑をかけそうな感じ。俺的にはそれも愛嬌に感じるけど。それでまた今週の木曜と金曜を仕事しないことになった。忌引き。祖父が死んでたからまだ半年も経ってないから、父は相続で大変そうだ。遺体、綺麗だったからか本当に違和感があった。すぐにでも起き上がりそうだけど、絶対にそんなことは起きないという違和感。

 

書いていなかったけど、日記が続いていた時、会社で納品しに外に出たら、ちょうど小学生の下校時間だった。それでちょっとふとっちょの男の子がランドセルもたされてた。ジャンケンして負けた人が持つみたいなゲームで、まぁなんとなく見てて思ったのは、仕組まれすぎてるなと思った。つまりは、ふとっちょくんは皆んなから負けろよって言われて負けているみたいな。ゲームもゲームとして機能してないのかもしれん。あくまで勝敗を予め決めたゲーム。キモ。不誠実だ。そのあとふとっちょは嫌だよーとか言って走り出して逃げたんだけど、その姿を見て、「走り方キモ」とか言ってるの見てマジで悲しくなった。多様性とか言われてる時代にその、個々人の違いをキモいって言うんか、今の小学生は…みたいな。まぁ小学生に何を期待してるのって言われたらそれまでだが。なんか勝手に下の世代にはそういう優しさの教育されてるんかと勝手に思ってたわ。

 

ついさっき葬儀の日っていう小説を読んだ。短編集なんだけど、その表題作を読み終えた。内容をほとんど滑りながら。で、最近本読んでなくて久しぶりになんか読んだ気がした。内容はわからないけど。俺、Twitterで読書垢とか目にする機会があるんだけど、なんかあれ釈然としないよな。読んでてなんか感想みたいなの自分のにないんかなって思って、なんとなーく考えていたんだけど、内容わかんなくても何か言えるんだなって気づいたんだよね。つまりはさ、本の内容に踏み込まないで、読書体験としての感想みたいなさ。多分マジで読書垢が呟いてる本の感想ツイートってこれなんだよね、言葉の魔術にうんたらかんたら、みたいないやらしいキッチュな感じの感想ばっかだから。だったらそんなツイートより、生活のことを呟いて欲しい。多分、それって自己啓発的なんだよな。俺はこんな本を読んでこう思った!みたいなのを140字で装飾して伝えるのってさ。魔術とか、迷路とか、観念とか、そういうのでしか捉えられない現実みたいなものはあるけど、そんな言葉使わなくても良いじゃんみたいな時。その言葉のチョイスが気持ち悪いと思う。自分もやってないかなとか不安になるが。