ふたにょうの遊び場

年をとってから見返して笑えるようなに。

4月、5月に読んだ本

4月

 アルジャーノンに花束を

小説ってこんな感じだよなって確認できるようなやつだった。内面から追って、その行動が不思議ではなくなるフィクションだと思う。フィクションにおける、あるレベルの現実。リアリティってやつかい?挑発的な枠組み。読んでない人は読んでみるといい。

 

5月 犯罪

たまたまブックオフで見つけ、表紙が黒と白で綺麗だったのと、短編集だったから買った。どこかでシーラッハの名前を聞いていた気もする。読み終えて思うのは表紙がリンゴを真っ二つに切った際の右側を黒色の果肉で、左側が白色の果肉で、その後ろは黒色の果肉なら白色、白色の果肉なら黒色とまぁなんと綺麗なもんだ。リンゴはキリストかなんかで、原初の罪で、犯罪という名前の小説で、尚且つ書かれている内容が弁護士の視点で書かれているなら、挑戦みたいでいいじゃん。

 

君の膵臓を食べたい

豪快にネタバレを見てから読んだ。自暴自棄になりながらも生きようとしている女の子が男と秘密を共有して恋愛になりそうでならない物語?ネタバレのせいかもしれないが、僕は草舟だって書かれていて、頭の中で(あっ、これが最終的に自分は彼女に変えられて草舟という自覚がなくなるんだな) と思った。結構売れたらしく、何がいいか考えてみる。まず草舟という記述に自分を重ねる人間がいそう、また元気な女の子と秘密を共有すること、頑張って生きようという気持ちが湧きそうなこと、最後に君の膵臓を食べたいという関係性?がいいところなのかもしれない。オチがどうのこうのとかネタバレを見てから読んだ俺が言うのは変な気がするので、言わないけど、関係性の深さを表した君の膵臓を食べたいという記述と題名が、うまくハマったのだろうか。まぁいいか。 

 

階段途中のビックノイズ

高校生ロックと青春って感じ。時々視点が変わるので面白かった。

 

犬婿入り と 飛魂

シーラッハの読んだ後に同じ賞を取っていたらしい著者の本を買った。犬婿入りを読んだ限りだと、やたら読みにくく、ふーんって感じだったが、飛魂を読むと著者がやろうとしていることが見えてくる。打たれる言葉によって僕たちの文脈で考えろって言っているんだと思う。再解釈をしろと言ってる。比喩表現として見慣れないものがたくさんあるし、言葉に対して裏切られたような心地よさがある。なにはともあれ読むのに気力がいるが、面白いと思う。

 

もう1冊ぐらい読みたいね。電車の中とか読みたいけど、大学行き帰りで変に疲れちゃうから、そこを読むようにできたらいいね。満員電車はなくなるべき。つらいもの。