三月に入ってから読んだ本
嘔吐
元々は高校を卒業して、大学入学を迎える期間に読みたいなと思った本だったけど、当時は本なんて一年に3冊ぐらいしか読んでなかったので、まぁ読みにくいしで挫折した。次に大学に入学して2ヶ月ぐらいだった時に大学図書館で借りたけど、それも挫折した。そして、今になってやっと最後まで読む事ができた。なんというか水面下で物語が進んでいるようで、読み終わってもよく分かんない部分がたくさんある。日記という体で進んでいくし、存在がどうだかって書いてある。読んでて思うのは、心が病んでるんだなぁというの。
野火
映画を見て気になったので原作の小説も読もうと思った。映画は完全に映像としての完成を目指し、原作小説は心理描写が細かい。どちらも違って、どちらも良いといった作品だった。映像でインパクトがあったシーンの裏には苦悩が隠れていた。
これも挫折した本だったが、ちゃんと読めてよかった。廃退した生活を気持ち悪いぐらいに書いてた。虫を食うシーンと黒人にリュウが校内写生されるシーンは本気で気持ち悪くなった。
しんせかい
面白くもなくつまらなくもない、風刺してんの?芥川賞を取ったらしいけど、よく分かんなかった。確かに読みやすいけど、ふーんって感じ。ただの本?薬にもならないし毒にもならない。ああ、チャレンジしてんのか?金を無駄にした感が強い。図書館の貸出を待ってからでよかった…はぁ〜。
如何なる星の下に
浅草