遊具のない遊び場

年をとってから見返して笑えるようなに 。twitter @michiru__nagato note https://note.com/a_maze_amazes_me

6月に読んだ本

グミ・チョコレート・パイン

文体がすでに面白い。書いている内容も全く持ってくだらないんだけど、なんか愛着がわくようなキャラクターもいるし、書いている内容もやっぱりボンクラが行動する青春って感じ。

 

シラノドベルジュラック

🙆

 

テロルの決算

大学の先生と話す機会があり、その中で本の話になった。そうした時に勧められた本のひとつがこれだった。他にも勧められたが、どれも悪趣味なものだったので1番普通と思われるものを読んだ。ノンフィクションなのにフィクションじみてる。

 

非連続殺人事件

わたしゃもうねるよ(🙆子)

 

 

サークルに入り直した。

五月ぐらいに所属する大学の新歓へ行ってきた。もちろんそのサークルに入った。名前は文藝同人会と言う。なぜ文芸サークルじゃねぇんだと思ったが、それなりに歴史があるらしく名前は変えらんねぇよなぁと思い直した。

新歓へ行ったと書いたが本当は、その前からサークル活動に参加しており2,000文字以内の小話を書いた。自分なりにシコシコ(ドピュドピュ)とせっせっと無い頭を回してお爺(おジイ。頭に『お』が付くと上品だネ!)したのだが、どうも上手く伝えることができなかった。過去には2,000文字の規定があるにもかかわらず、おー婆(オーバー)(お爺がいるのにお婆が居ないのは寂しいので無理矢理にでも書いた)してしまう人もいたらしいが、文書力や語彙力も考えていることも中学時代のまま(誇張)(コーナーで差をつけろ)の俺チンは規定文字数を超えるほどの小話をかけない。なので書いたものをサークル内の人同士で校正会をするといった時には、「いゃん…えっち……」という気持ちと、「う、う、うんちが漏れ漏れなんだな」と塚地演ずる裸の対象のように落ち着きがなかった。

そして、校正会が始まった。いや、やっぱり家出たところから。

校正会の前日は六限まで講義があるので、明日はオフだと思うと嬉しくてたマラず普段より寝る時間が遅くなった。はい、校正会を舐めていた。そして校正会の時間帯が事前に連絡されていたのだが、その間の時間に行って簡単に帰ってこれると思っていた。朝、目が醒めるとラインに遅れますとサークルの先輩らしき人が連絡しているじゃ無いか。おいおい、遅漏かよ、とは思わずに、これ俺も遅刻だって。焦りながらも俺も遅刻します、と連絡を入れた。この時すでに何人かは遅刻するという連絡をラインで入れていた。おほーっと!俺だけじゃねぇじゃん。安パイ!

外に出ると暑すぎた。半袖とジーパンで家を出たのに、もうムンムンの息ぐるしさで腹が立った。五月の暑さじゃねぇ。これが美少女の黒タイツや、俺が肌と服の間に住んでいる人間なら、「これしゅき」になるのだが、現実は厳しい。電車内はクーラーが効いていた。

さて大学の最寄りに到着。着床。トコトコ歩き、正門へ。この日は日曜日だ。そして大学図書館も空いていない。つまり目につくような大きい門は閉まっていた。内心で詰んだって言った。いや普通に声に出た。俺のリトルにょうに聞いても、「いや、俺に聞くな」とか細く言ってた。ごめんな。そんで、どうすっかなぁと考えて近くのコンビニへ向かうと、サークル説明会にいた女が歩いてきて、おいおい恥ずかしい。(なんで恥ずかしいんだよ)まぁそのままコンビニに行ったんだけど、正門に戻ってみると女がいない。女は正解を見つけたらしい。

どうしようもないので、説明会で会った男にラインをすると正門の横にある道を登れば大学内に入れるよ、とラインを頂いたので侵入。なんてことなかった。

隣に人がいるのに喋らないのは中々むずかしい。かえって邪魔になるのもありえるが、ぼーっと惚けていると申し訳なくなってくる。なんなんだろね。ということで校正会も誤字脱字がありまくりで、色々と指摘されまして素直に変更したが、色々と話に整合性がないので最後の難関、校正部長でつんのめった。しかし校正部長も俺以外の小話も読んでいたのでヘトヘトだった。つまーり、これおかしいよねって言われても時間がなくなって、どうにでもなぁれ、ということでした。ありがとう時間。オールタイムベスト。ハハッ。

新歓はブュッフェとかいう字面だけだとオシャンティー、実際は大抵金欠の大学生であるので安いブュッフェ。食うものも限られてくる。タダ飯にありつけたことは最高だったが、居酒屋とかでもよかったんじゃねぇかなぁという思いが拭い去れねぇ。

 

今度、反省会があるので、適当にハードルを下げて参加しようと思う。

 

4月、5月に読んだ本

4月

 アルジャーノンに花束を

小説ってこんな感じだよなって確認できるようなやつだった。内面から追って、その行動が不思議ではなくなるフィクションだと思う。フィクションにおける、あるレベルの現実。リアリティってやつかい?挑発的な枠組み。読んでない人は読んでみるといい。

 

5月 犯罪

たまたまブックオフで見つけ、表紙が黒と白で綺麗だったのと、短編集だったから買った。どこかでシーラッハの名前を聞いていた気もする。読み終えて思うのは表紙がリンゴを真っ二つに切った際の右側を黒色の果肉で、左側が白色の果肉で、その後ろは黒色の果肉なら白色、白色の果肉なら黒色とまぁなんと綺麗なもんだ。リンゴはキリストかなんかで、原初の罪で、犯罪という名前の小説で、尚且つ書かれている内容が弁護士の視点で書かれているなら、挑戦みたいでいいじゃん。

 

君の膵臓を食べたい

豪快にネタバレを見てから読んだ。自暴自棄になりながらも生きようとしている女の子が男と秘密を共有して恋愛になりそうでならない物語?ネタバレのせいかもしれないが、僕は草舟だって書かれていて、頭の中で(あっ、これが最終的に自分は彼女に変えられて草舟という自覚がなくなるんだな) と思った。結構売れたらしく、何がいいか考えてみる。まず草舟という記述に自分を重ねる人間がいそう、また元気な女の子と秘密を共有すること、頑張って生きようという気持ちが湧きそうなこと、最後に君の膵臓を食べたいという関係性?がいいところなのかもしれない。オチがどうのこうのとかネタバレを見てから読んだ俺が言うのは変な気がするので、言わないけど、関係性の深さを表した君の膵臓を食べたいという記述と題名が、うまくハマったのだろうか。まぁいいか。 

 

階段途中のビックノイズ

高校生ロックと青春って感じ。時々視点が変わるので面白かった。

 

犬婿入り と 飛魂

シーラッハの読んだ後に同じ賞を取っていたらしい著者の本を買った。犬婿入りを読んだ限りだと、やたら読みにくく、ふーんって感じだったが、飛魂を読むと著者がやろうとしていることが見えてくる。打たれる言葉によって僕たちの文脈で考えろって言っているんだと思う。再解釈をしろと言ってる。比喩表現として見慣れないものがたくさんあるし、言葉に対して裏切られたような心地よさがある。なにはともあれ読むのに気力がいるが、面白いと思う。

 

もう1冊ぐらい読みたいね。電車の中とか読みたいけど、大学行き帰りで変に疲れちゃうから、そこを読むようにできたらいいね。満員電車はなくなるべき。つらいもの。

 

三月に入ってから読んだ本

嘔吐

元々は高校を卒業して、大学入学を迎える期間に読みたいなと思った本だったけど、当時は本なんて一年に3冊ぐらいしか読んでなかったので、まぁ読みにくいしで挫折した。次に大学に入学して2ヶ月ぐらいだった時に大学図書館で借りたけど、それも挫折した。そして、今になってやっと最後まで読む事ができた。なんというか水面下で物語が進んでいるようで、読み終わってもよく分かんない部分がたくさんある。日記という体で進んでいくし、存在がどうだかって書いてある。読んでて思うのは、心が病んでるんだなぁというの。

 

野火

映画を見て気になったので原作の小説も読もうと思った。映画は完全に映像としての完成を目指し、原作小説は心理描写が細かい。どちらも違って、どちらも良いといった作品だった。映像でインパクトがあったシーンの裏には苦悩が隠れていた。

 

限りなく透明に近いブルー

これも挫折した本だったが、ちゃんと読めてよかった。廃退した生活を気持ち悪いぐらいに書いてた。虫を食うシーンと黒人にリュウが校内写生されるシーンは本気で気持ち悪くなった。

 

しんせかい

面白くもなくつまらなくもない、風刺してんの?芥川賞を取ったらしいけど、よく分かんなかった。確かに読みやすいけど、ふーんって感じ。ただの本?薬にもならないし毒にもならない。ああ、チャレンジしてんのか?金を無駄にした感が強い。図書館の貸出を待ってからでよかった…はぁ〜。

 

如何なる星の下に

浅草

 

 

2月に入ってから読んだ本

立華高校マーチングバンドへようこそ 後編

前編の伏線を回収していた。信じられないくらい強い芯を持った主人公が周りから怖がられるほどの行動を取るようになった理由が明かされる。そして、その動機をほぐして、違う動機を手に入れた?つまりは主人公の性格が少し変わった?ピリピリした熱気があるが暗い気持ちに裏打ちされたものだったので面白かった。と思う。(読んでから日数が経っているから曖昧だ。ゴメン)

 

ハーモニー

SF2回目!医療科学が進歩して体内に埋め込まれたチップによって処方箋とか国に管理される世界観。タバコ、酒を飲むためにはワザワザ機会を騙すソフトウェアとか入れなきゃならない。そして、それが手に入るのは戦場だとか。物語は高校時代の友達の死を起点に進んでいく。息苦しさを感じていた3人で遠回りなやり方だけど社会にガツンと一発くれてやろうと言って死のうとするけど、死ねなかった。あの3人の空間好きすぎる。結末もすっきり解決するわけじゃなく、少しだけ形を変えてビターエンドだったと思う。映画が地上波で流れていたので見たが、やっぱりミァハのいる場所を突き止めるまでは小説の方が良い。ミァハが本を燃やすシーンも完全に小説の方が情報量も雰囲気もあったが、映像化だと仕方のないことだと思う。

 

死刑囚最後の日

穏やかな描写が本当に想像できるように書かれていた。そのせいで余計に死刑囚と一般市民の溝を確認できた。だけど、一般市民も直ぐに死刑囚になる事が出来る訳で、処刑される姿を見に来る大勢の人間(一般市民)の中から次に見世物になるやつは出てくる。断頭台へ向かう主人公が思った事は当然なのかもしれない。元々死刑をなくすために書いたものらしく、そのためか死刑囚の考えている事が生々しく感じた。しかし、それは経験されていない物だから本当がどうかは知らない。

 

怒りの葡萄

上巻を読んでいる間は、ほとんどトラックで移動するため読み進めにくかった。だけど、ケイシーの説法や爺婆の死やら、トラックで移動する不安が書かれていた。人間は完全に一歩後退する事は決してないとかガツーンときた。後編は仕事を探しながら転々と移動する話だった。怒りの葡萄がたわわに実っていると書いてあったのに、収穫されなかった。

愛が凄い。強い。怒りで何度も立ち上がる。最後のシーンとか本当にヤバかった。そんな痛々しい強さだなぁ。

あと移民の話だったけど、今も通じるところあるだろうな。貧民が子供に飯を食わせるために安くでも良いから仕事を探し定員10名の所を100人とか集まって賃金がどんどん安くなる。それで地主はボロ儲け。地元民は移民に賃金を合わせないと雇ってもらえない。その中での家族が凄く強いし、痛々しいんじゃ。

通しで書かれていることは生きるための強さ。

道化にでもならないと心が苦しい。最後に手を差し伸べられるのは貧民なんだから。

本当に最後のシーンやばかった。本当に痛々しい強さじゃ…やば…やば…

上巻読む出るときは風景や人間の動きの描写が緻密すぎて読みづらかったが下巻に入ると慣れたのか凄い楽しめた。

 

百年の孤独

高校の同級生に勧められて読んでみたが、その友達はニーアオートマタで忙しいらしく読み終えていない。いや、これはどうでもいいな。一族の滅亡を書いた作品で、名前がこんがらがる。登場人物も内向的な人間と、外交的だがクズいヤツが多い。子供の頃はみんな同じように秘密を隠し無邪気だったが、青年期を迎えると同時に内向的か社交的か別れる。ウルスラが豚のしっぽを恐れて近親相関を禁止したけど、最後には知らず知らずのうちに配合して終わる。チョコレートを食べて宙を浮いたり、ちょっと魔法でも使ってんの?という感じもあった。多分魔法はあるんだよ、うん。後書きに著者が出版したあとに42個の矛盾点に気づいたらしいが話の接合性がおかしくなるという理由で、ずっと放置されてる。これから読むなら矛盾点を見つけようとしてみれば?俺は絶対に読み返す気力がないけど。

 

嘔吐を読み終わりたかったけど、読む気にならない。来月までには読み終わりたいなぁ。

1月入ってから読んだ本

恐るべき子供たち

 

一部の前半部分までは、綺麗な喩え使うなぁとか思いながら読んでいたが、一部後半から二部はわけわかめだった。起きたまま夢を見るし、運命で若くして死ぬことが決められている。でも、部屋の空間が秘密の?絶対の?均衡を保っているらしい。不思議〜

 

宇宙の小石

最初は字が小さく感じ、読み終わるまで時間かかるだろうなぁと予想していたが、スラスラと読めた。だらだらと小説内の時間が過ぎるのではなく、各々の行動がちょうどいい塩梅で書かれていると思う。それに、章が短くて、マラソンみたいに(あの電信柱まで走れば、すこしペースを下げよう)って読み進めることができる。なんというか休憩を入れやすいから電車の移動とかで読むのが楽だった。SFを読んだのは初めてだったけど、やっぱりワクワクするもんだ。

 

立華高校マーチングバンドへようこそ 前編

 

半日で読めるぐらい読みやすい(????)前編しか読んでないので面白い面白くないは置いておくけど主人公の性格がハッキリ文章にされているから、なるほど〜とか思いながら読んだ。演奏のシーンとか書くのが楽しいんだなぁと思った。けど、いそいそっていうのは何かを楽しみにして落ち着かないって意味らしい(webio辞書)けど、本文で使われていた「いそいそ」は、多分動作のオノマトペとして使っていたのかもしれん。後編買ったから、そのうち読むぞ!部活ものだったから、馴染み深いかと思ったけど、当たり前だがそんな事はなく、思った以上にドロドロというか、ませてるなぁと思った。

 

死者の奢り 飼育

書記が死ぬ必要が分からなかった。エロい人教えて。暗い高校生活を送っている人には、元気になるための良い薬になると思います。元気が出たらセブンティーンも読んでね。あっ政治については主人公に自分を重ねないで。

 

貘の檻

貘すら食べるのは何?悪夢は何だった?を考えるには、もう一度読んだほうが良いだろうけど、死ぬほど長い。二部から謎が解けていくけど、やっぱり全てを文字に書いてハイ!オッケー!ってならないで、ボカしてくる。これにはニッコリ。けど、一部が死ぬほど長い。それだけ伏線を仕込んでいるって事だと思うけども最近謎解きとかを読んでいると、文章で書ききれない事の中に重要な要素があったりして、なんだかなぁって思う。もちろん、それでも謎解きの快感はあるわけだし、本当になんだかなぁ〜と。道尾秀介は、中学生の頃に初めて読んでから何故か文庫本で新刊が出ると買っている小説家だ。本文の中で、書かれているが「全てが少しずつ違っていた。誰もが少しずつ思い違いをしていた。」ってあるんだけど、これが道尾秀介の魅力の1つなのかもしれない。第5部辺りから謎が明かされる訳だけど、まさにこれ。母親が子供のためを思って無理に勉強させたけど性格がねじ曲がってヤンキーになって事件を起こすみたいな、優しい気遣いが他人のためにはならないっていうのを書いていると思う。違うか?わからん。とりあえず光媒の花、オススメだ。貘の檻は読むのが大変。だから、光媒の花、という短編集を買うと良いと思うよ〜。短編集といっても、一本の物語のように作中の人間が繋がっているような、けど、それは深読みかなって思う、絶妙なライン。すき。

 

CDは忘れた